前回はRAMディスク(tmpfs)を導入してWP Super Cacheのキャッシュ用ディレクトリとして利用するための設定を行いました。
今回はその効果を測定してみたいと思います。
測定方法は以前と同様にPingdomというサイトとApache付属のabコマンドを使います。キャッシュの効果を活かすため、2回連続で測定して、2回目を採用しています。
トップページの測定結果
導入前
導入前のPingdomでの測定結果は次のような状態です。
導入後
導入後のPingdomでの測定結果は次のような状態です。
abコマンド「ab -n 100 -c 10 https://scratchpad.jp/」の結果を比較すると次のようになります。
導入前 | 導入後 | ||
---|---|---|---|
Faild Request | 0 | 0 | (小さいほうが良い) |
Request per socond [#/sec] | 19.82 | 23.64 | (大きいほうが良い) |
Time per request [ms] | 50.460 | 42.309 | (小さいほうが良い) |
Transfer rate [KB/sec] | 1592.16 | 1897.62 | (大きいほうが良い) |
単一記事の測定結果
次にhttps://scratchpad.jp/google-nexus7-42/の測定結果です。
導入前
導入後
abコマンド「ab -n 100 -c 10 https://scratchpad.jp/google-nexus7-42/」の結果を比較すると次のようになります。
導入前 | 導入後 | ||
Faild Request | 0 | 0 | (小さいほうが良い) |
Request per socond [#/sec] | 16.69 | 20.78 | (大きいほうが良い) |
Time per request [ms] | 59.926 | 48.119 | (小さいほうが良い) |
Transfer rate [KB/sec] | 1532.96 | 1973.25 | (大きいほうが良い) |
まとめ
今回はWP Super CacheプラグインのキャッシュディレクトリをRAMディスクにした場合の効果を測定してみました。
測定した結果はわずかな部分もありますが、早くなっていることがわかります。また、体感的には早くなった気もします。
サーバのRAMが余っている人は試してみる価値はあると思います。
次回はさらにRAMを使った高速化を検討してみます。
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