前回はビックカメラで購入したBIC SIM powered by IIJの設定を行ったことを紹介しました。このSIMはIIJのIIJmioのビックカメラ向けのパッケージになります。
今回はこのSIMの気になる通信速度を測定したいとおもます。測定はLTEと3G(HSPDA)のそれぞれについて高速モード(クーポンON)と低速モード(クーポンOFF)で測定しました。したがって4パターン計測したことになります。
測定にはSpeednet.netというソフトを使いました。
測定結果は2014年11月と2015年3月の結果を併記しておきます。
LTEの通信速度
まずはLTEの通信速度です。測定場所の電波状況は、アンテナピクトの4本すべて立つか、1本消えているという状況です。
高速モード(クーポンON)
PING | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
2014年11月 | 51 ms | 7.62 Mbps | 2.85 Mbps |
2015年3月 | 61 ms | 10.48 Mbps | 2.48 Mbps |
安定してしてスピードが出ています。ドコモの純正SIMのときの測定結果が残っていないのですが、大体こんなものだったと記憶しています。
低速モード(クーポンOFF)
PING | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
2014年11月 | 69 ms | 0.27 Mbps | 0.25 Mbps |
2015年3月 | 87 ms | 0.24 Mbps | 0.36 Mbps |
通信速度はスペック(最大200kbps = 0.20Mbps)通りというところですが、注目したいのは通信状況のグラフの通信開始部分です。
低速モードでも最初の1秒程度は高速モードと変わらない通信速度がでるのです。このためメールの送受信など一瞬で終わってしまうようなデータ送受信ならば低速モードでも意外と快適に利用することができます。
3G(HSPDA)の通信速度
LTEのときと同様に測定します。電波環境もLTEのときとほぼ同じですが、アンテナが1本かけている状態がLTEに比べて長い気もします。
高速モード(クーポンON)
PING | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
2014年11月 | 130 ms | 3.38 Mbps | 0.38 Mbps |
2015年3月 | 131 ms | 4.77 Mbps | 0.39 Mbps |
通信は安定しているもののスピード的にはLTEの半分以下です。アップロードに関してはかなり不満が残るスピードです。LTEの開始直後はLTEが不安定なこともあり、3Gだけで運用したこともありますが、現在となっては積極的に3Gを利用する理由はなくなっています。
低速モード(クーポンOFF)
PING | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
2014年11月 | 780 ms | 0.34 Mbps | 0.30 Mbps |
2015年3月 | 159 ms | 0.34 Mbps | 0.26 Mbps |
LTEの場合と同様に3G(HSPDA)の場合も通信しはじめにスタートダッシュが聞いていることがわかります。アップロードのほうはそもそも遅いのでスタートダッシュも何もない感じです。
まとめ
今回はIIJmioのSIMカードを利用した状態で通信速度の測定を行いました。
クーポンがONの高速モードでは実用上問題がない程度のスピードが出ることがわかりました。ドコモの純正SIMと同じ程度だとおもます。また、クーポンがOFFの低速モードはスペック通りのスピードですが通信し始めは一瞬高速に通信できことが特徴です。
次回はIIJmioのSIMカードをビックカメラで購入したときだけ利用できる公衆無線LANサービス(Wi-Fiホットスポット)について紹介したいと思います。
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