ブートローダを標準のLILOから、高性能なブートローダGNU GRUBに変更しました。
このページの操作は全てrootで行います。操作を間違えるとDebianがブートしなくなってしまう可能性があるので、心配な人はブートフロッピーを作っておいた方が良いかもしれません。
インストール
以下のコマンドを入力します。これで、GNU GRUBのファイルがインストールされますが、まだまだ設定が必要です。
# apt-get install grub
MBRへのGRUBのインストール
以下のコマンドで、HDDのMBRへGRUBを書き込みます。また、設定ファイルやブートに必要なファイルが/boot/grub/以下にコピーされます。
# grub-install /dev/hda
メニューファイルの作成
メニューファイル(menu.lst)のサンプルが、/usr/doc/grub/examples/menu.lstにあるので、これを/boot/grub/にコピーします。
これを参考に自分用に編集します。Linuxしか使用しないのならば、linux以外の「# For booting」で始まるところは削除してしまいましょう。
その後、「# For booting Linux」に続く2つの行を、自分のシステムにあわせて修正すればOKです。
以下に、私の設定を示します。
timeout = 10 title = Linux root = (hd0,0) kernel = /vmlinuz root=/dev/hda1 title = Linux (Singl User Mode) root = (hd0,0) kernel = /vmlinuz root=/dev/hda1 single title = Linux (Old Version) root = (hd0,0) kernel = /vmlinuz.old root=/dev/hda1
このようにしておくと、起動時にメニューが表示されて、起動時に設定やカーネルを選択できるようになります。
再起動
メニューファイルを作成したら、Linuxをリブートさせましょう。うまくいけば起動時にGNU GRUBメニューが表示されるはずです。
上下キーでブートする設定を選んでENTERキーを押せばブートします。
LILOのアンインストール
GNU GRUBでうまく起動できたら、LILOは用なしなので、以下のコマンドで削除してしまいましょう。
# dpkg --purge lilo
これでおしまいです。
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