フレームバッファコンソールの利用

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Linuxでは、フレームバッファという仕組みを使うことによって、高解像度のコンソールを使用することが出来ます。

高解像度のコンソールがあれば、X Windows Systemがなくてもある程度は生きていけます。ぜひ設定しておきましょう。

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カーネルの確認

とりあえずカーネルがフレームバッファが利用できるようになっているかどうか調べる必要があります。以下のコマンドが成功していれば多分大丈夫です。

$ ls /proc/fb
/proc/fb

これがエラーとなる人は、「Kernelのアップグレード(2.4系列)」を見てカーネルの再構築をしましょう。

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ブートオプションの設定

カーネルソースのディレクトリの/Documentation/fbにフレームバッファ関連のドキュメントが入っています。普通のビデオカードを使っている人はvesafb.txtをチェックするといろいろ書いてあります。

ブートオプションがわかったら、GNU GRUBのメニューファイル(/boot/grub/menu.lst)を編集します。

以下に、私の設定を示します。

timeout = 10

title   = Linux (high resolution console [Optimized])
root    = (hd0,0)
kernel  = /vmlinuz root=/dev/hda1 vga=0x307 video=vesa:ywrap,ypan,mtrr

title   = Linux (high resolution console)
root    = (hd0,0)
kernel  = /vmlinuz root=/dev/hda1 vga=318

title   = Linux
root    = (hd0,0)
kernel  = /vmlinuz root=/dev/hda1

title   = Linux (Singl User Mode)
root    = (hd0,0)
kernel  = /vmlinuz root=/dev/hda1 single

title   = Linux (Old Version)
root    = (hd0,0)
kernel  = /vmlinuz.old root=/dev/hda1 

一番上の設定は、解像度を1280×1024にして、オプションをつかってできるだけ早く動作するようにしています。特に問題がなければこの設定を使います。

2番目の設定は、解像度を1280×1024にしていますが、オプションを使わずに安全な設定にしています。

3番目以降は、以前の設定のままです。フレームバッファを使わない設定なので、何か問題があった場合はこれらの設定で起動できるようにします。

再起動

メニューファイルを編集したら、Linuxをリブートさせましょう。うまくいけば起動時に指定した解像度になるはずです。

フレームバッファでの日本語利用

素のフレームバッファコンソールでは残念ながら日本語が使用できません。日本語が必要な場合はjfbtermを使用します。

コンソールで以下の入力を行えばOKです(X Window System上ではこのコマンドは使用しないこと!)。

$ jfbterm

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