coLinux(0.8.x)のインストール その0: 変更点

試したことをとりあえずメモに!
スポンサーリンク

このページではcoLinux 0.7.xからの変更点を記載します。

スポンサーリンク

変更点

NEWSファイルを適当に訳しておきます。

0.7.3 → 0.8.0

  • EXEファイルのプロパティにビルド日を追加
  • –status-driverによりNT kernelドライバのビルド時刻を表示。
  • vmlinuxにアクセスする前にELFヘッダをチェックするように変更(例外を修正)
  • 起動時に同じMACアドレスを使用するように、レジストリにランダムに生成したMACアドレスを保持するように変更[HKCH\Software\coLinux]
  • scsi: パーティションテーブルを持つイメージのための新デバイスを追加し、このデバイスは非同期で動作する。
    使用法は"scsi0=disk,file.img"あるいは"scsi1=cdrom,file.iso"。(Steve Shoecraft)
  • 仮想的なPCIデバイスの処理を追加。"lspci"は動作する。(Steve Shoecraft)
  • 重複してオープンしているブロックデバイスにたいするget_sizeを修正。
  • cobdデバイスで非同期モードを使用したい場合は、
    "setcobd=async"を使用すること。
  • cofsでの"vim fsync"を修正。
  • ビルドシステム:

    • stdoutとstderr以外のファイルに出力する
      –errfileという新オプションを追加。
  • デバッギング:

    • レジストリ([HKLM\SOFTWARE\coLinux])に"Debug"を指定することによりホストカーネルデバッグを有効化。
  • ライブラリとツールの更新:

    • mingw 3.14
    • w32api 3.11

0.7.2 → 0.7.3

  • バグ修正:
    • カーネルvmlinuxにアクセスする前にELFヘッダをチェックするように修正(例外の修正)
  • カーネル:
    • カーネルのバージョンを2.6.22.18に更新
    • セキュリティ問題(splice local root exploit)対策を導入。 詳細はhttp://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/ChangeLog-2.6.22.18を参照のこと。
    • cofsでの"vim fsync"を修正。
    • 重複してオープンしているブロックデバイスにたいするget_sizeを修正。
  • インストーラ:
    • ArchLinux-2008.08-2のイメージを更新。
    • "* Note"のテキストが時々"*"しか表示されない問題をフィールドの調整することで修正。
    • インストールしたフォルダを環境変数%COLINUX%に保持

0.7.1 → 0.7.2

  • バグ修正:
    • #1324092: cofsのrenameが既存のファイルを置き換えてしまう問題
    • #1791993: Shipモジュールの所有者とグループがrootの問題
    • #1853578: メモリ使用の制限: 4GBメモリのマシンで0MBとなる問題
    • cofsでのワイルドカードを用いたchdirが既存の上/下ディレクトリに影響する問題(?)
    • 設定ファイルの最終行がCRLFで終わってなくても、最終文字を取りこぼさなくなった。
  • コンソールとDaemons:
    • FTLKコンソールに新メニュー
      Power off
      coLinuxカーネルを高速でシャットダウンする。ファイルはSyncされない!
      Reboot
      ctrl-alt-delシグナルを送る。initプロセスはランレベル6に移行する。
      Shutdown
      "/sbin/halt"の替わりに"/sbin/shutdown -h now"を呼ぶ。 Shutdownはサービスの停止か、あるいはユーザがcolinux-daemonのクローズを クリックした場合に自動的に呼ばれる(?)。
    • New: "colinux-daemon -p pidFile"により coLinuxのIDがpidFileファイルに格納される。 "colinux-console-fltk|nt -p pidFile"格納されたIDにモニタをアタッチする。 この仕組みにより現在のID(プロセスID)を知ることなく 名前つき(?)コンソールを開くことができる。 pidFileは通常のシャットダウン時に削除される。
    • ネットワークデーモンTAP, Bridged and Slirpが高プライオリティで動作する。
    • "About"ボックスにナイスなcolinux 3Dロゴイメージを追加。(Nlucas)
    • デバイス(cobd,cofs,eth,exec)が多重定義されていた場合はエラーで停止する。
    • DEP/noexecute問題にたいしより最適な対処。(flush tlb).
  • カーネル:
    • カーネルが2.6.22にアップデート。 (Thanks to Anders Eriksson for 2.6.13, 2.6.14, 2.6.15)
    • パッチファイル一式が複数のカーネルバージョンに対応。 (2.6.12, 2.6.13, 2.6.14, 2.6.15, 2.6.17, 2.6.22)
    • cloopが2.06にアップデート(Knoppixで使われている圧縮ループブロックデバイス)。
  • インストーラ:
    • インストーラの説明ボックスの文字が大きかった[Bugs item #1819219]。
    • Ubuntu 6.06.1をイメージページに追加。 Fedora 7にアップデート。 それぞれのイメージの注意書きにwebへのリンクを追加。 ‘other images on SF’へのリンクがクリック可能になった。
    • インストーラ/アンインストーラが古いファイルの上書きか削除をする前に coLinuxが動いているかどうかをチェックするよう変更。 [Bugs item #1396459, #1549148]
    • 古い実行ファイルとレジストリ情報から古いcolinuxを安易ストールする(?)。 [Support Requests-1553923]
    • tapinstall.exe (alias devcon)をDDK 3790.1830 (Mar 24 2005)に従ってアップデート。
    • 64bitシステムでインストールを不可能に変更。
  • ビルドシステム:
    • Linuxがホストの場合: colinux.koのビルド方法を見直し、ホストのkbuildシステムを使用するように変更。 regparam=3とされているホストも使用可能(2.6.22のホストでテスト済み)。
    • Linuxカーネルとデーモンが異なるgccバージョンでコンパイル可能になった。 ABIは実行時にチェックされる。
      カーネルに使用可能なgccは3.4.x, 4.0.x, 4.1.x, 4.2.x~4.3.0である。
    • gcc4.xでの警告を修正。
  • デバッギング:
    • New: colinuxの起動問題をデバッグするためのヒントを記載したDebugging.txtを追加。
    • "-v level"オプションにより、 コンソールへのより多くのメッセージとデバッグプリントを有効になる。
    • colinux-debug-daemon: 引数に-sが指定された場合は、ドライバにのみ接続する(?)
    • Dbgview.exe (www.sysinternals.com)にたいするレベル付けされたデバッグ出力。
      事前に、colinux-debug-daemonのデバッグ機能とレベルを指定する必要がある。
  • ライブラリとツールの更新:
    • gcc 4.1.2 (パッチ不要)
    • binutils 2.17.50
    • mingw 3.11
    • w32api 3.9
    • WinPcap 4.0.1

コメント

タイトルとURLをコピーしました